東南アジア随一の都市国家・シンガポールでは、都市の洗練と自然の美しさが融合した魅力的なゴルフ体験が楽しめます。
本記事では、シンガポールでゴルフを検討されている方に向けて、厳選したおすすめゴルフ場9コースを紹介。
各ゴルフ場の特徴や設備、シンガポールのゴルフ料金の目安、予約方法までをわかりやすくまとめています。
セントーサ・ゴルフクラブ(Sentosa Golf Club)

コース概要
セントーサ・ゴルフクラブは、シンガポール南部のリゾートアイランド「セントーサ島」に位置する、アジア屈指の名門クラブです。2つの18ホール(セラポンコースとタンジョンコース)を擁し、世界的なプロトーナメントも開催されるチャンピオンシップ仕様。
セラポンコースは海と都市のパノラマが広がる戦略性の高い設計で、世界トップ100にも選ばれる実力派。タンジョンコースは海風を感じる開放的なレイアウトと、美しいバンカー造形が印象的です。クラブハウスも洗練されており、格式・眺望・設計の三拍子が揃った特別なラウンドを提供します。
料金(グリーンフィー)の目安
※平日/送迎なし
- ビジター:S$438.48(約45,500円)+ バギー S$36(約3,700円)
- 土日祝日:S$578.88(約60,000円)+ バギー S$36
- ゴルフセットレンタル:S$108(約11,200円)、シューズ:S$20(約2,100円)
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
予約方法
• 公式サイト:https://www.sentosagolf.com
• 電話予約:+65 6275 0022
アクセス
住所:27 Bukit Manis Road, Sentosa Island, Singapore 099892
最寄りMRT:ハーバーフロント駅(HarbourFront)からタクシーまたはセントーサ・エクスプレスで約15分
おすすめポイント
・セントーサ島内にあり、観光と合わせて楽しめる好立地
・セラポンコースは世界トップ100に選出、国際大会の開催実績あり
・タンジョンコースは海沿いの開放的な設計でリゾート感を満喫できる
・クラブハウスや施設も高級感があり、上質なひとときを提供
・都市と海の眺望を同時に楽しめるシンガポール随一の景観
基本情報
• 住所:27 Bukit Manis Road, Sentosa Island, Singapore 099892
• 電話番号:+65 6275 0022
• ホール数:36(セラポン/タンジョン 各18ホール)
• 設計者:ロナルド・フリーム(1982年)、ベイツ・デザイン(2006年改修)、アンドリュー・ジョンストン(2020年再設計)
• カート:バギー使用必須
• 施設:ドライビングレンジ、クラブハウス、レストラン、プロショップ、ロッカー
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タナメラ・カントリークラブ(Tanah Merah Country Club)

コース概要
タナメラ・カントリークラブは、チャンギ国際空港から車で約10分という抜群のアクセスにあり、シンガポール東部の穏やかな緑地に広がる名門クラブです。
「ガーデンコース」と「タンピネスコース」の2つの18ホールは、それぞれ異なる個性を持ち、長年にわたり多くのローカルおよび国際大会の舞台となってきました。
ガーデンコースは池や樹木に囲まれた落ち着きのあるレイアウトで、パークランドらしい安定感のあるラウンドが楽しめます。
一方、タンピネスコースは起伏とバンカーが効いた戦略性の高い設計で、挑戦心を刺激する本格チャンピオン仕様です。
料金(グリーンフィー)の目安
※平日/メンバー紹介なし
- 平日:S$283.40(約25,000円)
- 土日祝:S$545(約48,000円)
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
予約方法
• 公式サイト:https://www.tmcc.org.sg
• 電話予約:+65 6592 0343(ガーデンコース)、+65 6513 7818(タンピネスコース)
アクセス
住所:1 Tanah Merah Coast Road, Singapore 498722
最寄りMRT:タナメラ駅(Tanah Merah MRT)からバスまたはタクシーで約5分
おすすめポイント
・空港から近く、短期滞在者やトランジット中のゴルファーにも便利
・異なる設計思想を持つ2つのコースを楽しめる(ガーデン/タンピネス)
・タンピネスコースは戦略性の高さで競技志向のゴルファーにも人気
・敷地が広く、落ち着いた雰囲気でプレーに集中できる環境
・練習施設やクラブハウスも充実しており、総合的な満足度が高い
基本情報
• 住所:1 Tanah Merah Coast Road, Singapore 498722
• 電話番号:+65 6592 0343(ガーデン)/+65 6513 7818(タンピネス)
• ホール数:36(ガーデン&タンピネス 各18ホール)
• 設計者:ロバート・トレント・ジョーンズII(ガーデン)、フィル・ジェイコブス(タンピネス、2018改修)
• カート:利用可(別料金)
• 施設:ドライビングレンジ(芝&人工打席)、クラブハウス、レストラン、プロショップ、プール・テニス等の付帯施設
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ラグーナ・ナショナル・ゴルフ&カントリークラブ(Laguna National Golf & Country Club)

コース概要
ラグーナ・ナショナル・ゴルフ&カントリークラブは、シンガポール東部に位置する高級ゴルフクラブで、1993年の開業以来、アジアのゴルフシーンをリードしてきました。
敷地内には、難易度の高い「クラシックコース」と、景観美と戦略性を両立した「マスターズコース」の2つの18ホールがあり、どちらも国際大会の開催実績を誇ります。
特にマスターズコースは、欧州ツアー「シンガポール・マスターズ」開催時にアーニー・エルスら名選手がプレーした舞台として知られています。
2020年の改修で隣接する高級ホテル「ドゥシット・タニ」と一体化し、宿泊・練習・リラクゼーションが揃った滞在型のゴルフリゾートへと進化しています。
料金(グリーンフィー)の目安
※ビジター/送迎なし
- 平日:S$420–520(約38,000–47,000円)
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
予約方法
• 公式サイト:https://www.lagunanational.com
• 電話予約:+65 6542 6888
アクセス
住所:11 Laguna Golf Green, Singapore 488047
最寄りMRT:タンピネス駅または空港方面から車で約15分。市内中心部からはECP(East Coast Parkway)経由で約20分。
おすすめポイント
・クラシックとマスターズ、個性の異なる2つの本格チャンピオンコース
・過去にタイガー・ウッズやアーニー・エルスもプレーした名門クラブ
・高級ホテル併設で滞在型のラウンドに最適
・Toptracer完備の練習場やゴルフアカデミーなど施設が充実
・国際大会の開催実績多数。競技志向のゴルファーにもおすすめ
基本情報
• 住所:11 Laguna Golf Green, Singapore 488047
• 電話番号:+65 6542 6888
• ホール数:36(マスターズ/クラシック 各18ホール)
• 設計者:マスターズ=アンディ・ダイ(初期設計)、クラシック=ピート・ダイ設計後 IMGによる再設計 2010・2017年改造
• カート:利用可(料金別途)
• 施設:ドライビングレンジ(Toptracer完備)、9ホール練習グリーン、Leadbetterゴルフアカデミー、スパ、フィットネス、会員専用ラウンジ
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シンガポール・アイランド・カントリークラブ(The Singapore Island Country Club)

コース概要
シンガポール・アイランド・カントリークラブは、イギリス植民地時代の1891年創設のシンガポール最古の名門クラブです。
クラブは広大な敷地に「アイランドコース(18ホール)」と「ニューコース(27ホール)」の2つのコースを擁し、自然豊かな丘陵地に設計された正統派パークランドスタイルのラウンドが楽しめます。
アイランドコースでは、2025年5月にバックナインの改修が完了し、排水性と歩行性が改善されました。さらに同年第3四半期にはフロントナインもリニューアル予定で、今後さらに快適なプレー環境が整います。
メンバー制クラブながら、同伴があればビジターでもプレー可能で、多彩なラウンドバリエーションが魅力です。
料金(グリーンフィー)の目安
※平日・ビジター(アイランドコース)S$298(約29,000円)
※週末・祝日については公式サイトをご確認ください。
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
アクセス
住所:180 Island Club Road, Singapore 578774
最寄り駅:アッパー・トムソン駅(Upper Thomson MRT)からタクシーで約5分
市内中心部からは車で約20分、公共バスやタクシーでもアクセス可能です。
おすすめポイント
・1891年創設、シンガポール最古の歴史あるクラブで特別感あり
・アイランドコースは丘陵と林間が美しく調和した戦略的レイアウト
・ニューコースは27ホール構成で変化に富んだプレーが可能
・2025年5月にバックナインがリニューアルされ、快適性が大幅に向上
・落ち着いた雰囲気と上質な施設で、静かな環境でのラウンドが楽しめる
基本情報
• 住所:180 Island Club Road, Singapore 578774
• 電話番号:+65 6459 2222
• ホール数:18(アイランド)+27(ニュー)
• 設計者:アイランド=ピーター・ロビンソン(1932)&ピーター・トムソン改修(1990年代)
ニュー=フランク・ペニンク(1970)+ピーター・トムソン改修(2002)
• カート:料金別途(目安 S$25~)
• 施設:ドライビングレンジ、パッティング練習場、クラブハウス、プロショップ、ボウリング・ビリヤード等のレクリエーション施設
ワーレン・ゴルフ&カントリークラブ(Warren Golf & Country Club)

コース概要
ワーレン・ゴルフ&カントリークラブは、シンガポール西部の閑静な住宅街エリアに広がる18ホール・チャンピオンシップコースです。
約42ヘクタールの広大な敷地に適度な起伏と豊かな緑が広がり、池や林を巧みに配置したパークランドスタイルの設計が特徴です。
ネルソン&ホーウォース設計によるフェアウェイとグリーンは戦略性が高く、ビギナーから競技志向まで幅広く楽しめるコースです。
併設のクラブハウスには、プールやフィットネス、キッズルームなどのレクリエーション施設も充実しており、家族連れにも人気です。
料金(グリーンフィー)の目安
※ビジター(18ホール・平日)S$160(約17,000円)
※週末・祝日はS$214(約23,000円)
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
アクセス
住所:81 Choa Chu Kang Way, Singapore 688263
最寄り駅:チョアチュ・カング駅(Choa Chu Kang MRT/ノース・サウス線、ノース・イースト線連絡駅)からタクシーで約5分
おすすめポイント
・水辺や林間を巧みに組み合わせた、変化に富んだパークランドコース
・適度な起伏と印象的なバンカー配置が戦略性を高め、侮れない難度
・比較的新しい設計&手入れが行き届いたコースコンディション
・フェアウェイ・カート料金込みの明朗価格設定でコスパ良し
・クラブハウスにフィットネスやレクリエーション設備を備え、プレー後もリラックスできる施設
基本情報
• 住所:81 Choa Chu Kang Way, Singapore 688263
• 電話番号:+65 6586 1211
• ホール数:18ホール(Par 71、6,234 m)
• 設計者:ネルソン&ホーウォース
• カート:利用可・通常料金に含まれる
• 施設:ドライビングレンジ、プロショップ、レストラン、プール、フィットネス、テニスなど
セレター・カントリークラブ(Seletar Country Club)

コース概要
セレター・カントリークラブは1930年代に旧イギリス空軍基地近くで創業し、1994年に現18ホールに整備された歴史あるパークランドコースです。
北部の丘陵地に位置し、保水池や樹林、起伏のある地形を活かした設計で、戦略的かつ風景の美しさを併せ持ちます。
7番ホールには滝が配され、3番と15番のパー4ホールは“ツイン・ジュエルズ(Twin Jewels)”と呼ばれる並走レイアウト。2019年には視認性と排水性を向上する再設計が行われています
料金(グリーンフィー)の目安
※平日・ビジター:S$163.50+バギー S$32.70=約22,000円(合計約24,500円)
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
アクセス
住所:101 Seletar Club Road, Singapore 798273
最寄り駅:イーシュン駅(Yishun MRT/ノース・サウス線)からタクシーで約10分。空港からタクシーで約20分。
おすすめポイント
・首都圏北部の静かな丘陵地帯で、保水池と緑に囲まれた癒しの環境でプレー可能
・並走レイアウトのツイン・ジュエルズなど特徴的ホールを含む、ドラマチックな景観設計
・2019年再設計により高品質なコースコンディションを実現
・バギー必須で本格競技仕様。挑戦心をくすぐる設計
・クラブハウスにはプールやジム等、プレー後も家族で楽しめる施設が充実
基本情報
• 住所:101 Seletar Club Road, Singapore 798273
• 電話番号:+65 6486 0800
• ホール数:18ホール(Par 72、約6,381ヤード)
• 設計者:クリス・ピットマン(1994年)、ゴルフプラン(ケビン・ラムジー&デビッド・デールによる2019年再設計)
• カート:バギー必須(S$32.70)
• 施設:ドライビングレンジ、パッティンググリーン、クラブハウス内ジャグジー・プール・ボウリング・スタジオ・ジム・レストランなど
ケッペル・クラブ(Keppel Club)

コース概要
ケッペル・クラブは、1904年に設立されたシンガポール有数の歴史あるクラブのひとつです。
2022年にはブキット・チャーミン地区から移転し、新たに設計された18ホールのコースで再スタートを切りました。
設計を手がけたのは、南アフリカ出身の名匠フィル・ジェイコブズ氏。
戦略性に富んだレイアウトとともに、南国らしい木々や水辺の自然美が融合した、モダンかつ本格的なコースです。
「伝統」と「革新」が調和したこのゴルフ場は、旅行者やビジターにも開放されており、シンガポール滞在中にぜひ一度は訪れたい注目の1コースです。
料金(グリーンフィー)の目安
※平日(ビジター):S$164.59+バギー S$34.88(合計 約24,000円)
※週末・祝日:S$306.29+バギー S$34.88(合計 約41,000円)
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
アクセス
住所:240 Sime Road, Singapore 288303
シンガポール市内中心部からタクシーで約15〜20分。
おすすめポイント
・1904年創設の伝統を持ちながら、2022年に移転・再設計されたモダンな18ホール
・フィル・ジェイコブズ氏設計の戦略性あるレイアウトと美しい景観が魅力
・旅行者でもプレー可能な「ハイブリッド型クラブ」で敷居が高くない
・市街地に近く、MRT駅からのアクセスも良好
・クラブハウスには練習場、レストランなど設備が充実
基本情報
• 住所:240 Sime Road, Singapore 288303
• 電話番号:+65 6466 2244
• ホール数:18ホール(Par 72)
• 設計者:フィル・ジェイコブズ(リデザイン、2022年)
• カート:利用可(バギー S$34.88)
• 施設:練習場、クラブハウス、レストラン、プロショップ、ジム
チャンギ・ゴルフクラブ(Changi Golf Club)

コース概要
チャンギ・ゴルフクラブは、第二次世界大戦後の1946年にイギリス空軍施設の跡地に開設された、歴史あるパークランド型ゴルフ場です。
9ホール構成ながらティーの位置を変えることで18ホール相当のプレーが可能で、総距離4,881ヤード・パー68とコンパクトながら戦略性の高い設計が魅力です。
コースは海沿いの丘陵に位置し、風の影響や高低差、フェアウェイの狭さなどが絶妙な難度を生み出します。
チャンギ国際空港から車で約20分と、アクセスも良好な立地です。
料金(グリーンフィー)の目安
※平日・ビジター(18ホール):S$81.75(約9,100円)
※日曜午後(18ホール):S$200(約22,300円)
※最新料金は公式サイトをご確認ください。
アクセス
住所:20 Netheravon Road, Singapore 508505
チャンギ国際空港からタクシーで約20分。
空港から比較的近く、フライトの前後に立ち寄りやすいゴルフ場として人気です。
おすすめポイント
・空港からタクシーで約20分、短時間でアクセス可能な好立地
・9ホール×2ティー構成で18ホール相当のプレーが可能
・海に近く、起伏ある丘陵地と狭いフェアウェイが戦略性を高める
・8番ホールは“世界一狭いフェアウェイ”としてギネス記録に掲載歴あり
・コンパクトながらプレーの満足度が高く、旅行者にもおすすめ
基本情報
• 住所:20 Netheravon Road, Singapore 508505
• 電話番号:+65 6545 5133
• ホール数:9ホール(2ティー制で18ホール相当、Par 68、4,881ヤード)
• 設計者:イギリス空軍設計、後にマックス・ウェクスラーおよびテッド・パースローにより改修
• カート:利用可(要確認)
• 施設:プロショップ、レストラン、クラブハウス、ドライビングネット、ラウンジ

掲載のグリーンフィーや日本円換算額は、記事執筆時点の為替レートと参考情報に基づいています。
正確な料金や最新の予約条件については、各ゴルフ場の公式サイトをご確認ください。